クールなヒーローに甘いお菓子を。




私を助けてくれた。




学校では一切話さなかったのに、今この時に限って話しかけてくれた。



あの場から、連れ出してくれた。






「ありがとう、朔」


「ん」




あのどうしようもない心を、一瞬で暖かくしてくれた。





顔だけじゃない。


本当に、この人はかっこよすぎる。





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