シュガー•ラブ
「ねぇ、」
吹き飛ばすと同時に隣から声がかかった。
そこには、小さくてかわいい天使。
お人形さんみたい…
「私、柚木 春…
あの、私としゃべらない?」
照れながら彼女は私の前に座った。
あれ
私を避けない。
. . . .
「えっと、私は早見くんとはなんでもないですっ」
「あはは。そんなこと聞いてないよ!
私泉川さんと仲良くなりたいの!」
あれ
なんで…
「席隣だし、仲良くしたいなって!実は私男の人が苦手で…。わたしの周りの席ほぼ男じゃない?だからこわくて」
なるほど、
確かに周りの男子あなたに釘付けですな。
私でも見とれちゃったもん。
「私でよければ、柚木さんを守ります!」
「へ?守る?まぁいいや、よろしくね!
私のことは春でいいよ!」
にこっと私に笑いかけた。
「じゃあ泉川さんのことは桃っていうね!」