シュガー•ラブ




「ねぇ、」


吹き飛ばすと同時に隣から声がかかった。


そこには、小さくてかわいい天使。


お人形さんみたい…




「私、柚木 春…

あの、私としゃべらない?」



照れながら彼女は私の前に座った。


あれ

私を避けない。


. . . .
「えっと、私は早見くんとはなんでもないですっ」



「あはは。そんなこと聞いてないよ!

私泉川さんと仲良くなりたいの!」



あれ

なんで…



「席隣だし、仲良くしたいなって!実は私男の人が苦手で…。わたしの周りの席ほぼ男じゃない?だからこわくて」



なるほど、


確かに周りの男子あなたに釘付けですな。

私でも見とれちゃったもん。



「私でよければ、柚木さんを守ります!」

「へ?守る?まぁいいや、よろしくね!
私のことは春でいいよ!」



にこっと私に笑いかけた。



「じゃあ泉川さんのことは桃っていうね!」

< 5 / 24 >

この作品をシェア

pagetop