キミじゃなきゃダメなんだ
.....周りの声なんか、気にするもんか。
先輩の『友達』なのは私だ。
周りの声を気にしていたって、仕方ない。
先輩が私を必要としてくれてるんなら、それで充分だ。
私がへこたれてたら、先輩に心配をかけてしまう。
このままじゃダメだ、マル。
いいんだ、別に。
釣り合っていようがいまいが。
先輩が好きだっていってくれた私を、認めよう。好きになろう。
先輩の日々を楽しくできる後輩になろう。
私の『応援しますから』の言葉だけで、やる気になってくれた先輩を思い出す。
....あの人は、いつもまっすぐだ。
まっすぐ、私に想いを伝えてくれる。
想うことになんて慣れてないのに、一生懸命私に伝えてくれる。
それを私が、ウソばっかりの言葉で返して、どうするんだろう。
格好良いとか、悪いとか。
そんなの、どうでもいいのに。
汐見先輩は、不器用なところもぜんぶ見せてくれる。
私が隠してたら、フェアじゃないよね。