キミじゃなきゃダメなんだ


この三人の力を合わせた結果、シンプルで甘すぎず、可愛いカンジのコーディネートが出来上がりましたとさ。


さぁ、あとは電車に乗り込むだけだ!

行くぞマル!

隣がイケメンでも大丈夫!

周りから『なんだあのシイタケ』みたいな目で見られても負けないぞ!



「行ってきまーす!」


お母さんに元気よく声をかけて、家を出る。


あああ、なんか緊張してきた。


先輩とふたりきり。

そう考えるだけでドキドキするし、いつも通りに話せるか不安になってくる。

そうでなくても最近の私はおかしいのに。


先輩が格好よすぎて意味わかんないし、ふとしたとき先輩のこと考えちゃったりするし。


ああーなんだなんだ。恋する乙女ですか?私はやっぱりもう先輩のことが好きなのか!?


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