キミじゃなきゃダメなんだ

んん？


今回私は、フッた側....だよね。


あれー！？間違えた！！

なんかおかしいなーとは思ってたんだ。


どうやら私は、色々と常識はずれなことをしてしまっていたみたい。

あんなイケメン様をフッたこともおかしいし、私から『じゃあお友達から』っていうのもおかしい。

色々間違えた。

先輩すいません。


チョコちゃんは私を見て、大きくため息をついた。



「『お友達から始めませんか』なんて...ほんと、マルらしいわね」

「えへへ、まぁそれほどでも」

「褒めてないわよ」



わかってるしぃー。

でも先輩は、なんか納得してくれてたし。

これでいいんだと思う。うん。私と汐見先輩は、お友達だ。