I先輩
「今日は"とりあえず保留部"ってとこかな」
カズ先輩がニカッと笑って言った。
前も思ったけど…
そのネーミングセンスに、びっくりです…
次の日は
"とりあえず寝る部"
その次の日は
"とりあえずカラオケ部"
また次の日は…
「もー!!とりあえずばっかじゃないですかあー!!!」
「ことりちゃん怒ったー♪」
「3日でキレたから…俺の勝ち、ほら1万」
カズ先輩は千彰先輩にしぶしぶ諭吉さんをわたしていた。
「もしかしてわたしで賭けしてました…?」
「そー!今日は"賭け部"」
もう…限界……
「ちゃんとしてくださいよーっ!!!」
「まぁまぁ、そんな怒んなって。」
千彰先輩がわたしを椅子に座らせて机にコーラを置いた。
「まぁ飲んで落ち着けって。」
「…いただきます」
そもそもこーゆー時って普通お茶とかじゃないの!?
あ…この先輩たちに普通を求めちゃいけないのか…
ちょっと学んだ。
わたしはコーラを一口飲んだ。