I先輩
「だって普通に部活やってたんじゃおもしろくないじゃん?」
カズ先輩が雑誌を見ながら言った
「うっわミキちゃんかわいー!」
雑誌に夢中になってるし…
「まぁ、あいつも和ませようとしてんだと思う。
あいつあんなんでもいちお部長だし、それにお前が初めての後輩だからな」
千彰先輩はわたしの隣に座った。
「かわいい後輩の緊張ほぐすためなんじゃねーの?
だってお前最初なんかガチガチだったじゃん」
「そっ…れは…っ!
いっぱい色々不安だったし…」
「じゃー今は?」
今…は………
なんだかんだ言ってもやっぱり…
「楽しいです」
それは安心してるからなのかな?
「ん、そうか」
千彰先輩は笑ってわたしの頭をなでてくれた。
やっぱり…二人ともほんとは優しいんだ…
わたしの自慢の先輩たち
大好きな…