I先輩
 


「まぁ、性格はあんたのがいーじゃん」

「梨乃ちゃん…!」

「あ、感動とかやめて?うざいから」



梨乃ちゃんは相変わらず、わたしにだけ毒舌。



「それよりさぁ、夏目先輩、1位だってテスト。」

「いっ……!?」

「見に行く?」



わたしは大きく頷いた。

いくら勉強できるからって…カズ先輩が1位!?










「ほんとだ…」



2年生の階に行くと、一番最初にカズ先輩の名前が目に入った。

でもそれに比べて、千彰先輩…232人中220位って…

危ない領域すぎる!!!!!



「つか、前から思ってたけどさー、夏目が毎回点数いーのおかしくね?」



2年生の一人が言った。



「授業とかいっつも寝てんのにな」

「裏で親がなんかやってんじゃねーのー?」



なにあの人たち…好き勝手言って!!

わたしは2年生の男の人たちの前まで向かって行った。



「ちょっと琴璃…!?」


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