I先輩
―グイッ
「お前らあんま好き勝手なことばっか言ってんなよ…?」
千彰先輩…
わたしが行くより先に、千彰先輩が男の人の胸ぐらを掴んだ。
「んだよ、じゃーそうじゃない証拠でもあんのかよ」
「あ゙?じゃあそーだって証拠もねーだろ」
「ちあき」
カズ先輩が千彰先輩の手をおさえた
「いーよ、そう思われても当然だし。
つーか、次から俺が全部テスト白紙で出して0点採れば満足すんでしょ?」
「…っ、お前のその態度が気に入らねぇんだよ!」
―ゴッ
鈍い音が廊下に響いた。
途端に周りがざわざわし始める
カズ先輩が…殴られた
「てめ…!」
「千彰、待った」
「は!?待ったじゃねーし!やられたらやり返す「あーぁ、俺が親に言ったら間違いなく停学だよ?お前ら」