I先輩
 


―グイッ


「お前らあんま好き勝手なことばっか言ってんなよ…?」



千彰先輩…

わたしが行くより先に、千彰先輩が男の人の胸ぐらを掴んだ。



「んだよ、じゃーそうじゃない証拠でもあんのかよ」

「あ゙?じゃあそーだって証拠もねーだろ」

「ちあき」



カズ先輩が千彰先輩の手をおさえた



「いーよ、そう思われても当然だし。
つーか、次から俺が全部テスト白紙で出して0点採れば満足すんでしょ?」

「…っ、お前のその態度が気に入らねぇんだよ!」



―ゴッ



鈍い音が廊下に響いた。

途端に周りがざわざわし始める

カズ先輩が…殴られた



「てめ…!」

「千彰、待った」

「は!?待ったじゃねーし!やられたらやり返す「あーぁ、俺が親に言ったら間違いなく停学だよ?お前ら」


< 61 / 152 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop