I先輩
おかし…食べ放題?
「どーせ特に入りたい部活決まってねんだろ?だったら調度いーじゃん」
「ね、」
二人の先輩はお互い顔を見合わせて笑った。
なんか、先輩たちは見た目と違って意外といい人そうだし…
それに、おかし付きの甘い誘惑…
合わなかったらやめればいいんだし…
入ってみても、いいかな
「あの…えっと……よ…よろしくお願いしますっ!!!!」
わたしの力いっぱいの声が廊下中に響いた。
勢いよく頭を下げると、上から二人の声が降ってきた。
「よろしくことりちゃん」
「よろしく」
こうしてわたしは、"あいら部"という不思議な部活に入部することになりました。