「好き」を乗せた紙ヒコーキ




スーパーで買い物を終えると、また自転車に乗って家へ向かう。



スーパーを出た時はもう夕方だった。



都会の大きな建物の間から、少しキレイな夕焼けが見える。


わぁ〜!キレイ!


…でも夕焼けって、建物があんまりない、田舎とかで見たほうがもっとキレイなんだろうなぁ…



星だってそう。


私が住んでるところは住宅密集地だし、家の明かりや、街灯の明かりのせいで、星もあまり見えない。



星を見るのは大好きだけど、もっともっと、たくさんの星をみたい。



自分の部屋に天窓があって、夜、ベットに入るといつもその天窓を見て、星を眺める。



みえる時と、みえない時の差は激しいけど、見えた日の次の日はまた頑張ろうって思えるんだ。



小さな天窓だから、正座とかはあんまり見えないけど、星をみられるだけで充分。



昨日より見える数が増えたな、とか

昨日より見える数が減ったな、とか


ただそうやって眺めるだけ。



キラキラ輝く星があたしを励ましてくれてるような気がするんだ。




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