天然王子
でも今日だけはどうしても休みたい…
だって今日委員会あるんだもん
王子の顔見たら昨日のこと思い出しちゃうし
「ほんとに…休んじゃだめ…?」
「しつこい」
猛烈に目でアピールしたけど、それを即お母さんは却下した。
娘の気持ちわかってよ!!
お母さんも恋してた時代があったでしょうに!!!?
「ほらはやく着替えて、朝ごはん冷めるから。あんた冬太なんてもう1時間も前に学校出てったんだからね!?」
冬太(トウタ)ってゆーのは小学6年生の私の弟。
なんか無駄に真面目なんだよね…
「小学生って無駄に早起きだよね、若いっていーなぁー…」
「いやいやあんたも十分若いって」
それからお母さんに早く行けとせかされて
結局仕方なく学校に行くことになってしました。
「今日は紗和に委員会変わってもらお…」
家を出てから何度もサボろうかと考えた
でも母にバレたらと考えると…やっぱりチキンな私にはできなかった。