天然王子
 

昨日委員会の内容なんて知っているはずもなく

どうしよう…とか悩んだ結果

結局行き着く先は…


「…………いない…」


B組の学級委員、大好きな王子の元でした。

でもせっかく緊張しながらB組まで行ったのに、教室を覗いても王子の姿は見当たらなくて…

そりゃそうだよ。だってあの人、常に一番良い寝床探して回ってるもん


「…どうかした?」


急に後ろから声がして振り向くとそこには捜していた人物


「わっ…広瀬くん!おおおおはよう!!///」

「…ん、おはよー」


付き合い始めたといっても、王子は相変わらずいつもと変わらなくて無表情でマイペース

なんか私だけ緊張してるみたい…

だいたい王子は私のこと本当に好きなのかな?とかちょっと不安になったり


「…あ、そーだ」

「?」


王子は「ちょっと待ってて」と言うと自分の席に行ってしまった。


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