天然王子
 

「じゃー男女混ざってもいーのでグループ作って下さーい」


LHR、私は王子からもらったプリントを見ながら言った。

途端にざわざわし始める教室

その中でも特にうるさい男が一人…


「紗和ちゃーーん!一緒に…」

「やだ」

「えーーーーーーー!!!」


佐竹…うるさい

てかなんか最近、紗和と佐竹が仲良くなった気がするのは…気のせいかな?


「ねぇ紗和、佐竹となんかあった?」

「はっ!?べっ…つに…何もないし!!!///」


なんかすっごーく怪しい……


「じゃーもう俺と紗和ちゃんと時田ちゃんと悠弥でよくね?」


なんか佐竹が仕切り始めた

まぁ…いいけど


「ちょ…!勝手に!!」

「まぁいーじゃん紗和ぁ…ね、田熊っ♪」


トンと田熊の肩を叩くと、田熊は困ったような顔をした。


「俺、行かねーけど…?」

「…はっ?どこに?」


佐竹がものすごい回数のまばたきをして聞いた。


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