天然王子
なんだつまんないなぁ…
あたしはチラッと隣を見た。
黒髪ツンツンのスポーツ少年て感じの人
あれ?でもこの人も…
「普通にカッコイイ…」
「へ?」
やば!口に出しちゃった!!
「いや、あのっ、よろしくね!!って…♪」
なんとかごまかした。
「いや、俺代理だからさ
次回からは別のやつ来るよ」
「え?そうなの?」
「うん、なんかそいつ教室で爆睡してたから俺が代わりに来た♪」
「わー、その人なんていい加減な人なんだろうね♪」
それに比べてこの人はなんていい人なの…
眠っている友人を起こさずに自分が代わりに委員会に出るなんて…
「素敵っ!」
「え?」