天然王子
「おもしろいね、時田さん」
笑った笑顔も素敵☆
てか…
「なんで私の名前?」
「前から知ってたよ」
え…それってまさか…!!
「プリントに書いてあるし♪」
あぁ、やっぱそうだよね☆
私は自分のプリントに目を移した。
A組があたしでB組は…広瀬?
「え、広瀬くん?」
私はスポーツ少年?を指差して言った。
「いやいや、だから俺はそいつの代理。
俺の名前はシュン」
そう言ってシュンくんはニッコリ笑った。
「あたしもシュンだよ!
あ、でも春香だけど…」
「マジ?一緒じゃん♪」
うーわー運命感じるー☆
もう委員シュンくんでもいーよー
そしたら毎回委員会楽しそうだしー
あたしはそんなことを考えながらふと教室のドアに目をやった。