正夢
~♪~♪

聞きなれた最新曲が聞こえる。

「んっ・・・。」

目を開けると布団の上、
近くで目覚まし代わりの携帯が最新曲を流している。

「やっぱ、夢だったか。」

―フフ・・・。

背筋の凍るような不気味な声が頭で響いた。

「まきー。起きなさい。」

遠くから、お母さんが呼んでいる。
さっきの声は気のせいなのだろうか?

真紀はハンガーにかかっている、見慣れた制服を着て
朝ご飯を食べる。

母と父と真紀。テレビを見ながら他愛も無い話をしていた。

「そうだ真紀。朝仕事で高校の近くまで車で行くから乗せてくぞ。」
「ほんと!ラッキー。」

そして、身支度を済ませて車に乗った。
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