正夢
いつもなら、まだ家にいてテレビを見ている。
けれど、父の出勤時間の都合をため今日は
早めに家をでる。

いつもなら、30分かかるものも
10分で着いてしまった。

「ありがと、お父さん。」

そう言って、車を降り校門をくぐった。

学校の大きな時計で時間を確認する。

「8時かー。」

ん?8時って―

今日の夢を思い出す。確か、夢の中でも8時!
これは、偶然?

「ぐ、偶然だって。」

そう言い聞かせ、下駄箱で上靴を履いた。
そして、廊下に出る。

「!!」

え、なんで・・・。
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