【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
だってさすがにきゅうりだけじゃねぇ…?
栄養が足りなすぎる
「じゃあ藍。準備できたらスーパー行こう。」
「はい。」
そういって先輩と私はスーパーに出かけた。
「先輩。所持金は?」
「うーん。とりあえず5千円程度?」
「そーですか。」
他愛もない話をしながらゆっくり歩く二人。
いつからか繋ぐようになった手を見つめると、
最初は繋いでなかったよなぁと思い自然と顔がほころんでいた。
「どうしたの藍?一人でニヤニヤしてるけど…。」
先輩が不思議そうな顔をしながら顔を覗き込んでくる。
「え?あ、いや…。何でもないです…。ただ、手を繋いでいるのが何だか嬉しくて…。」
と言うと、先輩は深いため息をついた。
「いっつも藍は俺を喜ばせる事を言ってくるよね。しかも不意打ちで。」