【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
「すみません。忙しいので…。」
その場から立ち去ろうとすると
男は私の腕を掴んできてそれを阻止してくる。
「さっさと来いって言ってんだけど。」
さすがに私があまりにも断るから相手も強引になってしまったようだ。
「や、やめて下さい!!」
「俺の彼女に何してんの?」
ドス黒い声とオーラと共に男の腕を掴んだのは…
綾斗先輩だった。
「せ、先輩…?どうしてここに…お店は…?」
「んー?彼女サンに会いたくて来たんだよ?デートしにね。
んで…お前、藍に何した?」
私への声と男への声が違いすぎて怖いんですけど!?
「す、すいませんでしたっ!」
先輩のドス黒いオーラにビビったのかそそくさと帰ってしまった。
「あー、すいません!ちょっと藍借りるんで他の子に変えてくれませんかー?
藍連れてきまーす。」