【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
は、はぃぃぃ!?
「ちょっと先輩お店ーーーー!!」
と叫んだものの、先輩は聞く耳も持たず私の腕を引いて連れて行かれてしまった。
とある空き教室に入るやいなや先輩は強引に壁に私を押し付けてきた。
「っ……⁈せ、先輩?」
私が聞いても先輩は冷たい視線を送ってくるだけ。
そして次の瞬間先輩は私に噛み付くようなキスをしてきた。
「んんっ……。やっ…あ…。…や……め、せ…んぱっ…んんっ!」
喋ろうと思うけど、先輩に口を塞がれてしゃべらせてくれない。
「んっ…ふっ……んん〜…っ。」
息が苦しくなって口をわずかに開けるとそれを待っていたかのように先輩の舌が入ってきた。
だんだん激しくなっていく。
激しすぎるキスに意識が朦朧としてくると…突然先輩はキスをやめてきた。
「!?……っ…泣くなよ…藍…。」
先輩は戸惑ったような顔で私の涙を拭う。
私…いつの間にか泣いてたんだ。