【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
…え?腹黒じゃないかって?そんな事はないよ。
寧ろわざわざ悪口を聞いてあげてるんだから感謝して欲しいぐらいよ。
って綾斗先輩に言ったら爆笑されて
「もうほんと藍最高だね。」
っていわれた。
もしかしたら綾斗先輩の方が腹黒なのかもしれないと密かに思っている。
話を戻すが、私が連れて行かれたのは校舎裏。
うわぁ。ベタだなぁ…。
軽く引きながら大人しくついて行く私。
ちなみに今回は3年なので先輩だ。
4〜5人の女子グループは私を取り囲んで鋭く睨んでくる。
怯んでるフリをしているが、ぶっちゃけ全然怖くない。
「あんたもしつこいよねぇー。さっさと別れよろ。このブスが!」
「すみません。」
はぁ…。面倒くさいなぁ…。
「そう思ってんならさっさと別れてよね!目障りなのよあんた!全然釣り合ってないし!」
「はい…。すみません。」
ペコリと頭を下げる。
その瞬間押し倒された。
ドンッと尻餅をついて倒れる。
「あんたのその態度ムカつくのよ。」
そう言って大きく手を挙げられた。