【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
そう言い残して去っていった女子グループのみなさんを見送りながら先輩に質問した。
「先輩。どうして来てくれたんですか?」
「んー?今までは2〜3人程度だったけど、今回は4〜5人だったでしょ?だから心配になってついて来たんだよ。」
「そうでしたか。わざわざありがとうございました。」
事情がわかりお礼を言ってみたものの、よく考えてみると、
先輩は過保護ではないのではないかと思ったが、言わない事にしておいた。
「てか先輩、私の事溺愛してるって言ってましたがあれは本当なんですか?」
溺愛は言い過ぎだよ。恥ずかしいし…。
「ん?ほんとの事じゃん?あれ?俺の愛伝わってなかった?」
「いえ、先輩の事は大好きですし、先輩が足りないだなんて思った事ないですけど、なんか恥ずかしくて。」