【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋



今更だけど、私よく頑張ったなと思う。



みんなはびっくりしたような悲しそうなそんな表情をしながら聞いてくれた。



全部話し終えるとつんは優しく抱きしめてくれて言った。



「辛かったね。よく頑張ったね。もっと早く言ってくれればよかったのに。

いや、違う。気づけなくてごめんね。

もっと身近にいた私が気付けばよかったのにごめんね。」



つんは何も悪くないのにずっとごめんと言っていた。



「つんは何も悪くないよ?自分を責めないでね。助けてくれてありがとうみんな。」



静かに私が言った。



「辛かったな。藍。気づけなくてごめんな。」


「藍ちゃん、俺もごめんね。」



「先輩たちまで自分を責めないで下さい。みんなは助けてくれたんですから。

謝る事なんて一つもないですよ。」



「今度からは絶対俺が藍を守るから。」



「守られなくてもいいように気をつけますよ。」



私が微笑んでいうと、



「もうほんと、藍には敵わないな。」



と苦笑いしながら言われた。




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