【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
先輩はならよかったと安心したように言った。
「ったく、ほんとに藍は危なっかしいな。これからは走っちゃだめ。
わかった?」
むぅー。なんか先輩お母さんみたいな感じでやだな。
ちょっと負けた感じがしたのでイタズラしてみた。
「先輩がキスてくれたらやめます。」
「えっ?」
仕返しだっ!
先輩は案の定、びっくりしたように目を見開いて私を見る。
先輩は背が高いので、自然と上を向く形になる。
「先輩がキスしてくれたらやめる。」
ともう一度言うと、先輩の顔が一瞬赤くなった。
そのあとすぐに色っぽい目つきに変わると、
「俺を本気にさせるなんて、流石藍だね。俺結構我慢してたのになぁ…。
藍は簡単に壊しちゃうよね。でも、藍がないても止められないけど、どうする?
それでもしたいの?」
ニヤリとしてかつ色っぽい視線を私に向けながら聞いてくる先輩。
少し怯みそうになるが、自分から仕掛けておいて今更あとに引けない。
頷くと、トイレに連れ込まれた。