【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
「当たり前だろ?すごく気に入ったよ。ありがとな藍。」
頭をクシャっと撫でられて、嬉しくなる私。
「この指輪も大事にします。絶対。」
笑顔でそう言うと、先輩はあぁ。絶対な。とフッと笑って言った。
イルミネーションを見ながら私は考えていた。
つんから言われていた事を考えていたのだ。
つんから言われていた事…それは…
今ならできそうな気がする。
「先輩?」
呼びかけると
「ん?」
と言いながらこっちを向いてくれた。その瞬間一瞬だけど、唇がちょっと触れるぐらいの短いキスをした。
先輩身長高いから頑張って背伸びした。