【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋


「難しい所に隠れちゃったら愛梨が探せないでしょ?今度は簡単な所に隠れてあげてよ?」



「わかってるよ。藍。」


チュッとほっぺにキスをされる。



不意打ちにびっくりしていると綾斗はそんな私を見てクスクス笑う。



「いくつになっても昔と変わらず可愛いな藍は。」



「いきなり何ですか?おだてても何も出ませんよ?」



突然の事にきっと顔が赤くなっているはずだ。




「まぁ…前よりはだいぶ怖くなったけど…。」



「何か言いました?」



「い、いやぁっ…何でもないよ!」



まぁ、歳を重ねると性格が図太くなるものだ。



この通り、自分の命よりも大切なものを授かるとよりそうなるのは当たり前の事なのかもしれない。


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