【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
「パパぁ!!もーいーよー!!はやくー!!」
と愛梨の声が聞こえてきた。
「わかった!愛梨を探しにいくよー!」
と綾斗は返事をする。
目が合うと私達は微笑み合った。
「藍。」
「ん?」
「名前呼んで?」
「綾斗?」
「藍。愛してる。」
その色っぽい眼差しはいつからか愛しい目に変わっていた。
「私も…
「ぱぁぱぁ?まだぁーー?」
「わっ、わかったって!」
おいしいところを愛娘に奪われた綾斗。
思わず笑ってしまった。
「綾斗。いってらっしゃい。」
ほっぺにキスをすると、
「ほんとに夜は覚悟しといてね。」
と獲物を捕らえるような目で言われた。
「おっ、お手柔らかに~…。」
子どもが産まれても肉食は変わらない先輩です。
END