【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋


と心の中で思っていると、何やら安永先輩とつんが私の事を話していた。



「司ちゃん、藍ちゃんって相当な鈍感だよね。」


「もうすみません。うちの親友ど天然な上に超鈍感なやつなんですよ…。」



おい、つんさんや。喋り方がおばさん化してるで。




しかもうちの娘がみたいな言い方になってるよ。あなたは私のオカンか。



ツッコミどころ満載な謝り方はやめておくれよ。疲れる。



「確かに藍ちゃん相当な鈍感だね。ま、いいや!そんな事より俺、心配だから藍ちゃんと購買行ってくるわ。」


「え?先輩!?ちょ…」


私が慌てているのをよそに手を引いて強引に進む漣先輩。



「おー了解。司ちゃんは俺に任せといて!」



「私はペットじゃありませんよ?安永先輩。」


「いてて!痛い痛い!ごめんって司ちゃん!」



ほっぺたをぎゅうっとされて痛がる安永先輩を後に、先輩と私は購買へ向かったのであった。

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