【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
そうたずねる私に一瞬…何かをためらった表情をしたが、
すぐに決意したように私の目を真っ直ぐみてきた。
その目はまるで、あの日のつんの目を見ているようだった…。
デジャヴってやつ…?
先輩が静かに口を開く…
「藍ちゃん…俺さ……」
なにこの胸騒ぎ…。何だろう…。
「藍ちゃんの力になりたいって思ってる…。
藍ちゃんが元気がないと、俺も元気が出ない…。
藍ちゃん最近笑ってない…。笑っててもすごく泣きそうな顔してるよ…。
司ちゃんもきっと悲しんでると思う。
俺じゃ藍ちゃんを笑顔に出来ない?藍ちゃんの不安、取り除く事出来ないかな?」