【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋
「あの…先輩どうしたんですか?」
すると先輩はまだ真剣な顔をしてて、
「君、泣きそうな顔してたよ。あんな人がいたら泣こうにもなけないでしょ?」
「え…先輩…。」
確かに泣きそうだったけど、今は大丈夫。もう泣く涙なんてない。
はずなのに…。
「ごめっ…。せんぱ…うぅ…っ。ふっぅぅ…。」
何故か涙が溢れてきた。
次の瞬間私は先輩にふわりと抱きしめられた。
「怖かったよな…。もう大丈夫だから…。」
頭をよしよしと撫でられて何だか犬になった気分になる私。
3分もしたら涙も枯れ(←枯れるの早い)
「先輩…もう大丈夫です。ありがとうございました。」