【完】草食系ほのぼの女子×肉食系狼男子の恋

…一体何が良かったのでしょうか。




「それじゃあ付き合ってもいいの？」




「それはこっちのセリフです先輩。ほんとにこんな私でいいんですか？」



全然普通の女子なのに…。



「藍じゃなきゃ駄目に決まってるだろ？」



フッと笑った先輩がなんだかいつもよりカッコよく見えた。



だって…いきなり藍って呼び捨てにされたんだもん。




「私も漣先輩じゃなきゃだめですよ？」




「だめ。綾斗って呼んで？」





…なんか先輩急に甘くなってませんか？



「さすがに先輩を呼び捨てにするのはちょっと…。」




「だーめ。ほら、言って？」




あーまた可愛い顔する。ズルイよ先輩…。





「綾斗先輩。」



「ん。合格。」





先輩は優しく笑ってくれた。