4人の狼と1人のひよこ
アタシゎ家と学校がそんなに遠くないため家から歩いて通学することにした。
まぁ、珀桜高校にした理由が近いからだけなんだけどね笑
でも、1番の問題ゎアタシの中学から
珀桜高校に入学したのゎ
アタシ1人だけってこと。
その理由が不良校だから。
でも、徒歩10分の魅力に負けて
珀桜高校に入学することに決めた。
友達できるかなぁ。と不安を持ちつつ
校門をくぐると部活勧誘で精を出す先輩達
「バレー部どーですか!」
「バスケ部どーですか!」
「三年間一緒に汗を流しましょー!」
そんな、先輩達を尻目に
1人下駄箱に向かうアタシ。
すると後ろから「キャーーーーーー!」
何十人いや、何百人の歓声?叫び声?
もぉ理解不能な声が聞こえてきた。
『何!?』
びっくりして後ろを向くと4人の男が
人の波を割るように歩いてくる。
この時のアタシにゎ彼らの存在なんて
これっぽっちも知らなかった。
そんな騒動もアタシにゎなんの興味もわかなくてさっさと教室行くことしか頭になかった。
下駄箱で持ってきた上履きに履き替えて靴を履き替える。
トントン♬
???「おねぇちゃん、
僕らの事知らないの?」
???2号「やめとけ」
誰!?知り合い?今までの友達をフル回転で思い出したけど………こんな奴知らない。
『知りません。』
???以外の3人ゎビックリした顔で
アタシの方を見た
???「だからか!僕らのこと見ても
そのまま教室行こうとするからさぁ
僕らもまだまだだね!雅麒笑」
雅麒「うっせーよ」
『でー、…………誰ですか?』
???「あ、僕わね、
【黒狼】の副総長、郁美です!」
黒狼…………………。
あ、この街で1番危ないって噂の。
名前ぐらいしか知らなかった。
雅麒「俺らに面と向かって
知らねーとかふざけんな」
不機嫌そーに言ってくる黒髪男子。
はーー?アンタなんて見たこともないし
名前なんて聞いたこともないわ!
…………なんて言える訳もなく。
『すいません。』