暗闇のラメント
家に帰る。

最近ホテルなんて行ってないな…。

それが普通なんだけど…

家に帰っても誰もいない。お父さんは夜遅いし…

………。

誰か私の相手をしてほしい。

このままじゃ空っぽになりそう。

誰か…誰でもいいの…。

家につくととりあえず机に向かう。

勉強をしようと思った。

小さい頃から勉強を頑張っている理由。

勉強が出来たら大人から同級生から『すごいね。』だとか『勉強教えて』だとか…

存在価値が生み出されている気がしてた。

何でだろう。今この気持ちを思うのはタカが彼女出来たから?

違う。セフレにさよならされたとき毎回思うんだ。
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