暗闇のラメント
I get ready to run away.
大学が終わってバイトに向かう。

今日は夜の町を彷徨く。でも、一人では心細い。

友達を誘おうにも居ない。

ミユはそういう人ではないし。

雛美とは絶縁中。

本当は雛美とこういう夜の町を彷徨きたい。

と言うのも、去年は月1でやってた時もあったから。

バイト先に着くとハルが話しかけてくる。

「リイナー明後日空いてる?」

「明後日?金曜日?」

「うん。久々にしようよ♪」

やった。なんて思ってしまうの。

私は表情を変えずに了解と合図を送った。

でも、今求められたい。満たしたい。

単なるわがまま。自己中心的。

そんな言葉が並ぶ。
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