暗闇のラメント
「へー。リイナちゃんって言うんだー。名前も可愛いねー。」

今は少し喫茶店バーみたいなところに来ている。

「そんなこと無いですよー?」

営業スマイルで繰り出すテクニック。

さあさっさと落ちなさい。

「リイナちゃんってキャバとか興味ない?」

「キャバ嬢?んー…無いかなぁ…。なんでぇ?」

「いやぁ俺経営しててさー。良かったらリイナちゃんみたいなかわいい子居てくれたらなぁって。」

そう。結局は見せびらかし。

「結局あたしのこと売ろうとしてるじゃーん」

少し拗ねたふりをしてみる。

「そうじゃないよ。」

そういって、男はキスをしてくる。

待ってました。とばかりに私は応える。

「移動しよっか。」

罠に掛かってくれてありがとう。
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