暗闇のラメント
街を彷徨く。

この人はどこに連れてってくれるだろう。

そんな期待を胸に秘めて手を引かれるままついていく。

「ここが俺の店」

連れてこられたのは言っていたキャバクラ。

「中だけ見てってよ。」

そうやってなかに連れ込まれた。

見せられた夜の蝶たちの世界。

会社の社長やお偉いさんがキャバ嬢に囲まれていい気分になっている。

気がついたら奥の方に連れ込まれた。

これは…さすがにヤバくね!?

「あ。今やばい人たち連れてこられると思ったでしょ。うちそんな店じゃないから。ただ、少し話してもらいたい人がいてね。その人と会話してキャバ嬢になってみるか考えてよ。」

結局私見世物にされるんじゃない。

「シェルさん。連れてきましたー。」

出てきたのは私がよく知っている人。
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