暗闇のラメント
それからバイトを終えて家に帰ったらあの人がいた。

「リイナお帰り♪バイトバイトの毎日って大変じゃない?」

「何の用ですか…?」

その女の人がやって来た理由が見当がつかない。

「もう。怒らないの。今回は前の答え聞こうと思って来ただけよ。」

キャバ嬢の話だろうか。

この人にとってわたしは金のなる木か何かと思っているのでしょうか。

「それなら初めからお断りしてます。それに実の娘にやらせようと思ってる思考回路がよく分かりません。」

そう言うと少しため息をつかれた。

「そう。なら分かりました。でもね、リイナ、実の娘に…の前に私はあの店の資金出してる人よ?売れてほしいと思うのは普通のことよ。」

そういって彼女は去っていく。

なんだか、娘を何と思ってるのか分からないらしい発言…
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