暗闇のラメント
駅についたのは7時だった。

バスに長いこと揺られるのは慣れていない。

こんなに長く乗ったことも初めてかもしれない。

「ご飯食べにいこうか。」

と、そのままお店へ向かう。

「お腹すいたね。にしても、吹雪は止まないし電車が止まるしで、もう帰れないね。」

「だな。野宿か…」

そんなに私が嫌ですか…?

「いいじゃん。もう野宿が良いならあたし一人で行くけど。」

「…。」

なんかさ、彦にぃ見てると新鮮なんだよね。

普通なら『行こう行こう!リイナちゃん覚悟してねぇ?』みたいに言われるのが私のなかでは普通だったから…。

そんな困るような反応されたら私少し照れますよ。
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