暗闇のラメント
「リイナ!寒い!閉めて!!」

後ろを振り向くと彦にぃが居た。

「あ、ごめんごめん。なに?あたしとお風呂入りたいの?」

私は冗談で笑って言ってみせた。

「違うよ。どういう場所なのか気になって探索してるだけ。」

そう言うと彦にぃは辺りを見渡す。

「案外普通な感じなんだな。」

なんか、見てるこっちとしては新鮮なのだ。

いつもは見慣れてる人とやって来るから。

なんか少し意地悪したくなっちゃったりするの。
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