暗闇のラメント
一家眷族
バスに乗って家路につく。

こう言うとき、車があったら楽なんだけどな…

なんて考える。

車校に行くのにもお金がかかる。

そんなに貧乏な家では無いけれど、父にはそう言うところの迷惑はかけたくない。

だから、バイトでお金をためている。

そう言えば、雛美からのメールを読んでおくか。

『スッゴいよかったよ!!4…』

私はすぐに画面を消した。

雛美からのセクハラメールはいつものことか。

そうこうしているあいだに、最寄りのバス停に止まった。
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