暗闇のラメント
それから、お夕飯を頂きながら、武人君の恋の話を聞いていた。

「武人もそろそろ受験勉強の季節だろ?色恋に走るのもいい加減にしろよ。」

と、彦にぃが言った。

「そうだけどさ…兄貴は色恋に走れよ!!」

足して割ったら良い感じなんだけどな…

「リイちゃんどう思う?!」

二人に私は見られた。

「どうって人それぞれなんじゃないの?」

私はなんとも言えないからな…

恋人作って遊ぶことはしたことないからね…

体だけならたくさんあるけど…

「リイナ恋したことはないからね…」

彦にぃがボソッと言った。

「はぁ!?彦にぃも同じじゃん!!」

言われるなんて思ってなかったから、素の反応をしてしまった。

「リイちゃん…切れちゃダメ…」
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