暗闇のラメント
虎視眈々
食卓に座りお父さんが話始めた。

「実は父さん来年から東京の本社で働くように命じられてな…」

来年って私留学する予定じゃん。

「え?いつ決まったの?」

「先週末かな。言うのが遅くなってすまん。で、リイナは大学もあるだろうからついてこい。とは言えないだろう?」

まあ、そうだね。高校時代ならあり得たはなしだけど。

「そうだね。でも、良かったじゃん。本社採用なんて。」

いつ留学を切りだそう…

「で、リイナ一人でこの家に残ってもらうのも一つなんだが、あまりにも広すぎるだろ?だから一人暮らしを、してもらおうと思ってな…」

一人暮らしか…ってことは、留学どうすれば良いんだ?

「あの。お父さん。実は私話さなきゃならないことがあって…」

「?なんだ?」

「実は長期留学をしたいなって思ってて、大学側からパンフレットとか貰ってきたんだ。で、それが来年一年で、一人暮らしするにも一年誰もいない状態になるんだ…」

私はパンフレットとかをお父さんに、渡した。
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