暗闇のラメント
家を出るとちょうど彦にぃと出会した。

「あっ。おはよう。」

今日はこの時間なんだ…珍しい。

「おはよう。」

なんとなく一緒に登校することになった。

気まずい…

なんか話題を出さなくては…

「今日は珍しく遅いんだね。」

「うん。」

会話終了。

謝れって言うのね。分かってるけど、そっちは微塵も悪くないと言いたいのね!?

そんな思いで悶々としながら大学についた。

大学に着くと待ち伏せていたかのようにミユがいた。

「リイナ。どう?」

「お前まずおはようだろ。」

思わず口が悪くなってしまった。

「うん。大丈夫だって。」
< 56 / 167 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop