暗闇のラメント
バイト先に行くとちょうどナオがいた。

「よっ!」

とりあえず、約束のことを言っておこう。

「実はさ、このあとの約束先伸ばししても良い?体調悪くしちゃって。」

そう言うと、なんとなく察されたのか、

「あ…はい。」

とだけ言われた。

「で、とりあえずなんだけど、バイト終わるまで喫茶店でゆっくりしてきてよ。奢るから。」

ここまで来させといて、待ってろだの約束先伸ばしにするだの…

色々と悪いな…。

とりあえず、バイト終わるまで罪悪感半端ないな…。

バイトが終わる頃ナオがもう一度バイト先にやってきた。

ちょうどミユも終わる時間だったのが救いだった。

「ごめんね。待たせて。で、この子がミユ。」

ミユは初めまして。と軽く挨拶をした。

「初めまして。俺はナオ。まあリイナから話はおおよそ聞いてる。今後どうしたいのかとか話したいから、メアド渡しとくね。」

うわぁ…さらっとメアド渡しやがったな…。

そんな思いと、ミユとうまくいけよ。という気持ちがあった。

余計なお世話じゃないことを願おう。

「にしても、リイナってひどいんだよ。人使いが荒すぎ。」

おい。余計なことを言うんじゃない。

「あ。分かります。プライベートとかで遊びに行くと、勝手に待ち合わせ場所とか変えてきますし。」

それに便乗しないで!!

なんだか、うまくいきそうな…

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