暗闇のラメント
付和雷同
あれから三日が経った。

彦にぃとはあまり会えていない。

今日は火曜日。

いつもなら彦にぃと登校。

まあ、前も登校できたし大丈夫かな。

そう思い家を出た。

「おはよう。」

鍵をかけていると後ろから彦にぃに挨拶された。

「おはよう。」

なんだか、彦にぃと普通に会話できそうな気がする。

やっぱり前のは生理前だったからなのね。

「前はごめんね。機嫌悪かったよね。」

「いや。リイナは悪くないよ…。」

「ところでさ、お父さんが家にお邪魔したらしいね。なんか家が複雑になってきちゃった。」

笑い事ではないが笑うことにした。

「笑い事じゃないだろ。おじさん本社採用か。まあ、それは良いけど留学と被るのってどうよ。」
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