暗闇のラメント
そうなのよね。
家が…帰る場所がね…。
「とりあえず、おばさんと話したいから近日中行くよ。」
それしか今は言えないだろう。
「でも、リイナが留学か。」
「お土産は楽しみに待っててね!!」
そう言うと、彦にぃが小突いてきた。
まあ、勉強だからな…遊びじゃないもの。
「ところでさ、勉強のほどはいかがなもんよ。」
大学院に行くために勉強中だもの。
すごいよね…それだけを極めたい。って気持ちがさ…
私にはそんな気持ちなんてないからな…
「んー。まあまあかな…。リイナは大学院行かないの?」
大学院ね…考えたことなんてないよね…
就活だって、なんとかなるでしょ精神で今いるからな…
「リイナってたしか、教職免許取れるようなカリキュラムなんだよね?生かしたら?」
そうか。教師も一つの手だね!!