暗闇のラメント
待ち合わせ場所に雛美は先に来ていた。

いつも遅れてくるのに珍しいな…。

「お待たせ。待った?珍しいね早く来るなんて。」

そう言うと、雛美は今にも泣きそうな顔で私を見てきた。

私が何かしたというのか…。

「リイナー!!!ヒナの何が悪いのー!!!」

いきなり、言われても分からない。

いったん雛美を落ち着かせて話を聞くと、

どうやらヒナの彼氏が別れ話を持ち出したそうだ。

「でね、原因がやっぱり男関係なのは分かってたんだけど、やり直したいなら、リイナと絶交しろって言ってきたの。」

逆に男遊びを許してた彼氏がすごいよ。

私と絶交しろって言う理由もなんとなくわかる。

私といるとそういう関係が多いから。と見ているからだろう。

「でも、そもそも男遊びをしてたのは悪いよね。」

人のこと言えないけど…。


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