暗闇のラメント
「はぁ…もうわかった。引くしかないじゃない。これで良いんでしょ!?」

私は帰ることにした。

なんだか、雛美のことを考えるとこうした方が良いと思えてきた。

初めは彼氏を言い負かすつもりだった。

なんでこうなるかな…。

元を辿れば私のせいか…。

もし、もっと純粋で綺麗な私ならこんなはずではなかったのか…。

踏み間違えると後々の副作用が辛いのだ。

ずっと一緒だった親友をなくしたようなものだ。

あの彼なら雛美を任せられるけど。

もっと違う感じで思いたかったな…。
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