暗闇のラメント
家に帰るとちょうど彦にぃが用事から家に帰ってきたときだったようだ。

「よお。今ごろ帰宅って。リイナお前またか。」

今は11時…彦にぃが思い付きそうなのは…。

男じゃないって!!

「いつもいつもそうじゃないわよ!!だいたい今は無理なの!!」

なんだか、今更になって怒りに似た感情が出てきた。

「そう言えば今日たしか雛美ちゃんと映画だって言ってたはずじゃ…。」

思い出したか…。

「ねえ。もしあたしと彦にぃが付き合ってて、あたしが親友と絶交しろって言ったらどうする。」

例え話がぶっ飛びすぎたな…。

問題はそこじゃないから良いか。

「親友と絶交？それって、彼女と友情どっちが大切なのか。って言われてるわけだろ？普通に考えて彼女に言われたからって無理だろ…。」

私は彦にぃに強調した同意をした。

「なんか、あったみたいだな…。上がっていくか…？」

愚痴を言いたかったので上がることにした。
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